VPNFAQ019. VPN Client で「ルーティングテーブルの調整処理を行なわない」を有効にすると挙動が不安定になる

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    質問

    VPN Client の接続設定の詳細設定で「ルーティングテーブルの調整処理を行なわない」を有効にすると挙動が不安定になりました。VPN Client のバグでしょうか ?
     

    回答

    特殊な状況を除いて、「ルーティングテーブルの調整処理を行なわない」を有効にしてはいけません。この項目の意味がわからない方は、有効にしないでください。

    VPN Client は、通常の設定では、VPN 接続後に仮想 LAN カードに設定されたデフォルトゲートウェイなどの IP 経路が、VPN サーバーへのを上書きしてしまい、VPN サーバーへの経路が失われてしまうことを防ぐため、セッションの間 VPN サーバーの IP アドレスへの静的経路を Windows のルーティングテーブルに追加します。
    「ルーティングテーブルの調整処理を行なわない」を有効にすると、この挙動を無効化するため、仮想 LAN カードに追加されたルーティング設定が VPN サーバーへの経路を上書きしてしまった場合に、VPN 接続が失われてしまう問題を招きます。